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2016/09/19

「未完成映画予告編大賞」PVを演出 藤原知之監督のコメント第二弾

「未完成映画予告編大賞」PRムービー、オリエンテーションムービーを演出した藤原知之監督(オフィスクレッシェンド)からコメントが届きました。

今回はその第2弾をお送りします。


「未完成映画予告編大賞」PV撮影ウラ話

監督・藤原知之(オフィスクレッシェンド)

 

◯「ボクと彼女と、そしてボク」の「部室」の不思議な小道具選びのポイントは?

普段一緒に作品をやっている装飾部さんに協力してもらったので、もしかしたらどこかで見た事がある物があるかもしれませんね。

 

◯助監督について

(今回はミニマムなスタッフ編成でPV2本をまとめて撮りましたが)助監督の箕浦はよく一人であれだけのものを用意して飾ったと思います。「ボクと彼女と、そしてボク」の小道具の作りや飾りなど、助監督業以外のことも担当していたので大変だったと思います。今回は彼女のおかげで成立しましたね。

 

◯オーディションについて

今回オーディションしながら「このセリフの意味は分るか?」「今の夢は?」「悩んでいることは?」ってあの年代の子たちのリサーチもしたので、面白かったです。おっさんが若い子に説教してるようなものにはしたくなかったので。オーディションは基本的な芝居が出来るか、その作品のキャラクターに合っているか、それと、物怖じしないかを見ます。「未完成な私たち」だとリアルな芝居が出来るかを見たかった。「ボクと彼女と、そしてボク」はイケテツさんと一緒にドタバタコントを出来るスキルがあるかを見ました。

 

◯CGについて

(「ボクと彼女と、そしてボク」の)真野ちゃんがかわいかったです。あの一瞬だけスタッフが癒されました(笑)。ちなみに、主にCGシーンで登場していたあの全身タイツの男は「未完成な私たち」の先生役の役者さん(東 虎之丞さん)です。

 

◯池田鉄洋さんとの想い出

「ボクと彼女と、そしてボク」は、そもそも最初は説明中心(オリエンテーション映像)のイメージで話が来たのですが、単純な説明ばかりだとつまらないので、見てる方もやる方も楽しい方がいいなと思ってワンシチュエーションコメディみたいな、コントみたいなものにしたいと思って。そうなると芯となるような芝居をしてくれる役者が必要だったので、以前イケテツさんとそういう作品をやっていたこともありご出演を相談し、舞台の稽古の合間を縫って出演してもらいました。本当にイケテツさんに出てもらえてよかったです。

 

◯「未完成な私たち」テーマ曲について

自分の他の作品で作曲をお願いする時もピアノ曲をお願いすることが多いのですが、長編だったら外し気味でじわじわと世界観を出していくようなやり方もできますが、今回は短いのでストレートにクライマックスを盛り上げて、最後、メロディラインが耳に残る感じにしたいなと思ってMoppySound(作曲家)さんに作ってもらいました。

 

◯どんなメッセージ・思いを込めたか

・「未完成な私たち」

必ずしもやりたいことに向かうことが正しいとは限らないけれど、だめだったとしても向かって行ったという経験はそのあと役に立つと思う。「アキ」みたいに今はやりたいことが見つかってなくても、焦らないで自分と向き合って考えてみることは大事だと思うし、「サクラ」みたいにちょっとでも(映画作りに)興味があったらやってみて、いけそうだったら応募してみて欲しいです。

 

・「ボクと彼女と、そしてボク」

女の子は未来を真剣に考えているけど、男はアホだったな、と。女の子のことだけで動けたな(笑)。そんな昔の自分をちょっと思い出しながら作りました。

 

◯「未完成映画予告編大賞」について

自分は堤監督に作品を見て貰えるようになる迄、入社してから7〜8年かかりました。今回のコンテストでは(第一次審査を通過すれば)審査員である堤さん、大根さん、平川さん、小原さんに見て貰えるわけですから、すごいチャンスなんじゃないかと思います。

 

コメント第1弾はコチラ!

 


 

 

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