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2016/09/30

【制作スタッフコメント #1 】音響効果・壁谷貴弘さん

「未完成映画予告編大賞」PVも担当された音響効果・壁谷貴弘さんからのコメントが届きました。

今後も制作現場の様々なスタッフさんからのコメントをシリーズでお送りします(予定)!!


【音響効果】壁谷貴弘さん(37歳・栃木県出身)

 

近年の担当作品:ドラマ&映画「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」シリーズ、映画「劇場版トリック 霊能力者バトルロイヤル」 、映画「トリック劇場版 ラストステージ」、映画「HERO」 、ドラマ&映画「信長協奏曲」、ドラマ「沈まぬ太陽」(WOWOWドラマW) 他

 

Q:お仕事内容

ドラマや映画等の映像に効果音を付ける音響効果。「未完成映画予告編大賞」PVの「未完成な私たち」では音響効果を、「ボクと彼女と、そしてボク」では音響効果に加え、選曲もしました。

(選曲:どのシーンにどんな曲を流すか、劇伴やCD等からそのシーンにふさわしい曲を選んで監督に提案します。映像に合わせて音楽編集をすることもあります。)

 

Q:今のお仕事に就く迄

高校卒業後、印刷会社への就職を機に18歳で上京しました。4年程働きましたが、好きな事で働きたいと退職。街のレコード屋さんなどで働いた後、求人誌で見つけた音響効果の会社に就職し、紆余曲折を経て、縁あって現在の会社、株式会社スポットに入社しました。

 

Q:志望された理由やきっかけ

元々音楽が好きで自宅で打ち込みで音楽制作をしていましたが、プロ用機材を使ってみたいという欲求と、俺なら出来るという勘違いから一念発起し、音に関わる世界に飛び込みました。今思えば…勘違いって大切ですね(笑)。

 

Q:お仕事上で大変なことや課題は?

目に見えない音のイメージを形にすること。音を入れるタイミングなどで、演出効果(恐怖・笑い・驚き・喜び等の感情表現)をより際立たせること。

 

Q:お仕事上で楽しいことややりがいは?

自分が良いと思う音の表現を、作品の中で直接的に提案出来ること。見てくれた人に、狙いや思いが伝わった時は嬉しいですね。

 

Q:今後やってみたいことや目標は?

日々の目標みたいな事になりますが、新しい音の演出手法を開発して作品に貢献したい。例えば「プライベート・ライアン」の耳鳴りのような音と周囲の音がこもる表現や、「セロ・グラビティ」の宇宙空間の音とかは斬新だなと思いました。機材の進歩で出来る事の幅もどんどん広がっている現在、その作品ごとに印象に残るような音の演出はできないか?と日々探求しています。

 

Q:子供(小学生・中学生)の頃の夢は何でしたか?

格闘家。グラップラー刃牙の読み過ぎですね。

 

Q:どんな子供でしたか?

恥ずかしがり屋。

 

Q:仕事上の信念や自分なりのルールはありますか?

チャレンジ精神。「この音、自分はベストだと思うけど(監督に)採用されないかな?」と思ってもぶっこんでみる(笑)。定番から外した提案も敢えてしてみるようにしています。普通は、音をつけるけど、あえてつけないとか。

それが、新しい音作りになる可能性があるからです。その音が採用されたときは嬉しいですね。

 

Q:座右の名は何ですか?

「まず買っちゃえ!」

(将来の先行投資だと思って、自己投資(新しい機材やソフトの購入)を惜しむな!という意味。某CMのつ○くの言葉からインスパイアされたそう…)

 

Q:好きな映画は何ですか?(ベスト3)

・「アクト・オブ・キリング」:悪の正体とは?人間とは? と考えさせられます。

・「フロム・ダスク・ティル・ドーン」:タランティーノとロバート・ロドリゲスのB級感が好きなので。

・「ダークナイト」:ラストシーンに痺れました。

 

Q:子供の時や学生時代にやっておけばよかったこと、やっていてよかったことなどありますか?

「週刊少年ジャンプ」を読んでてよかった(笑)。

学校の帰り道に次週の話を脳内再生しながら口で「ドン!」「ババババババッ」とか言いながら家に帰ってるような子だったので、今の仕事にも繋がってる、かな?(笑)

 

Q:好きな上司・先輩はどんなタイプですか?自分はそうなれそうですか?

後輩に感謝できる人間。(自分も)なれると思います(汗)。

 

Q:どんな人がこのお仕事に向いていると思いますか?

相手のイメージを汲み取れる人。またそれを形に出来る技術を持つための努力を惜しまない人。

 

Q:「未完成映画予告編大賞」PVでの作業のポイントは?(こだわりポイント等あれば)

・「未完成な私たち」は監督が現場の空気感を大事にしたいとのことだったのでMA時に効果音を削ぎ落して行く方向になりました。それによって音楽やセリフが生きたと思います。

 

・「ボクと彼女と、そしてボク」のイケテツさんのコント部分はキャラクターに寄せた間抜けな曲にして、「わあ、だせぇなあ」(いい意味です)と思いながら(笑)。コンテストの応募説明部分は次世代のクリエイターっぽい感じをイメージして(笑)、企画の意図がつたわり、なんか面白そう!応募しよう!と思ってくれればいいなと思いながら選曲しました。コントと説明部分で曲調を変えて、メリハリを付けています。また、ストーリに合わせ細かく音楽を抜き挿しすることでテンポ感を出しました。

 

Q:「未完成映画予告編大賞」応募者へのメッセージなど

映像クリエイターを目指している人は腕試しだと思って是非参加して欲しいです。映像だけではなく、セリフ・音楽・効果音や、音のタイミング・使い方なども意識すると面白いものができるのではないでしょうか。

 

「考えるな、感じろ!     でも少しは考えろ」(by 壁谷貴弘)

 


 

 

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