創設によせて

 映像制作会社オフィスクレッシェンドは、新しい時代のクリエイターを発掘・育成する登竜門として「未完成映画予告編大賞MI-CAN」を創設することを決定いたしました。
 本コンテストは「3分以内の予告編」映像を応募していただき、グランプリ受賞者にはオフィスクレッシェンドが全面的にサポートし製作費3,000万円(相当)で映画監督デビューを飾っていただくという映像コンテストです。

 映像機器の飛躍的進歩により、誰でも「映画」が撮れる時代に突入しました。しかし、その発表の場、活躍の場は、まだまだ少ないのが現状です。
 私たちも、24年前に会社をスタートさせた時、まさか今のように映画やドラマを次々と担当させていただけるとは想像もしていませんでした。しかし、数々の奇跡的な出会いによって、私たちは日本のエンタテインメントの世界で作品を作り続けてこられています。
 だとするならば、私たち自身が、次世代クリエイターを発掘する「出会いの場」を提供するべきなのではないか……。そんな思いから、「未完成映画予告編大賞」構想は始まりました。

 短編映画のコンペティションは、日本全国で行われていますので、私たちは敢えて「予告編」形式で審査を行うことにいたしました。完成していない映画をどう評価するのかと疑問を投げかけられる方も多いかと思います。しかし、「どの映画を次に見ようか」という選択の際、予告編の出来映えに影響されているのも事実です。クリエイターの方々には、「自分だったら、どんな予告編を作るだろう」という、ある種の逆転発想で作品制作に挑んで頂くことになります。私たちも初めて審査に臨みます。どんな新しい才能と出逢えるのか、今から興奮しているところです。

 募集に当たっては一つのテーマを設定することにいたしました。それは未完成映画に「限られたエリア名を入れる」ことです。私たちは、24年の間に50数本の映画や60数本の連続ドラマを作って来ました。撮影に当たっては、地域の方々に本当にお世話になります。ロケ場所の確保、エキストラのご参加、道路使用のご協力など、地域の方々の協力なくしては映像撮影はできません。
 一方、各地域の方々より、地域活性化を念頭に置いて、「この地域で映画を撮影して欲しい」というお願いをされることもあります。映像作品に、ある地域が美しく描き出されることにより、後日の観光資源になるとのお考えだと思います。

 私たちは、今まで撮影でお世話になってきたことへの感謝の思いから、この映像コンテスト創設にあたり、それが地域に光を当てることにもなれば…という願いも込めました。応募されるクリエイターの方には、現在お住まいの地域、あるいは生まれ故郷などを舞台とした「未完成映画」を構想していただきたいのです。

 様々な過程を経て、第一回グランプリは2017年3月下旬に発表いたします。2017年9月には映画の完成披露試写会を行います。第一回開催でございますので、様々なことがスムーズに進まないこともあるかとは思いますが、社員一同、全力をつくして、このプロジェクトに臨む所存です。
 映像制作に熱意を持っておられる方々には是非この「未完成映画予告編大賞MI-CAN」にご応募いただき、将来の夢に向かって飛躍する一助となることを願っております。
 ご賛同を賜れば、これほど幸いなことはございません。

2016年9月
株式会社オフィスクレッシェンド
代表取締役社長 長坂信人

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